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チャンス・ザ・ラッパーが語るデビューアルバム『The Big Day』/ Interview by Beats 1

AUGUST 4 , 2019

「みんな君が野菜を一切食べないというのが本当なのか気になっているよ!実際のところ本当に食べないの?」

「さあね(笑)」

という何気ない話からスタートしたインタビューは、先日ご紹介した 【INTERVIEW】 タイラー・ザ・クリエイター『IGOR』、オッド・フューチャーとナンバー1アルバム  | APPLE MUSIC と同じく、Zane Lowe (ゼイン・ロウ) がインタビュアーを務める Beats 1のYoutubeチャンネル にて、先日デビュー・アルバム『The Big Day』をリリースしたChance The Rapper (チャンス・ザ・ラッパー) が新作に込められた思いや、名声との関わり方、同郷であるシカゴ出身のカニエ・ウエストから受けた言葉、アトランタへ引越しを考えていることなどを伝えてくれた。


・アルバム『The Big Day』について

Zane Lowe : ” ダンス “という要素がアルバムの中で大きなパートを占めていると思ったんだ。シングル” Groceries “をリリースした時、君は「従来とは異なるスタイルのダンス・ミュージックを作ろうとしていた」と語っていたよね。そのコンセプトはアルバムにも結びついていたのかな?

Chance The Rapper : 完全にそうだね。実は、子どもの頃の話とか、俺自身の個人的なストーリーを知っている人って多くはないと思うんだ。その頃からダンスはやっぱりしてたんだ。
ラッパーにもシンガーにもなる前の話だよ。俺が今の妻に初めて出会ったのはパーティだった。9歳の時で彼女もダンスしてた。
だからダンスっていうのは昔から馴染みがあって「自分が何者か」ってところにも繋がってくるんだ。

Z : 9歳の頃から?すごいね。
俺も14歳の時に今の妻に出会ったけど、そんな昔からの仲なんてクレイジーだよね(笑)。
ちなみに妻や家族について、一番心の底からエモーショナルになる瞬間は、どんな時なんだい?
オープンな状態で結婚する時の心境を知りたくてさ。君のように「世界中の人が自分の結婚について語る」なんてことは中々ないだろうから。

C : そうだな。みんなには自然に伝わっていったね。俺がプロポーズしてる写真が出回ったのは、確か俺の友達が載せたからだったと思う。だから最初はみんなが結婚することを知らないと思ってた。でも別に焦らなかったね。
しかもその話にはクールな一面もあってさ。その友達が裏庭で撮った” その写真 “がアルバムのジャケットのモデルになったんだ。

 

・「名声」と「信仰」について

Z : 今、君は「名声」とどんな付き合い方をしてるんだい?

C : 特に名声に関して、問題を抱えてることはないね。俺は名声がどういったものかを理解してるから。だからこそ、かなり良い関係が築けてると思うよ。きちんとコントロールできてる。

Z : このアルバムでは、とてもオープンに「信仰」や君自身が信じるものについて語っているよね。どうして以前にも増して、今回のアルバムでそのカラーは濃くなったんだい?

俺に結婚を決断させたのは「信仰」だからかな。
神様が俺に結婚をもたらしてくれたと思ってるんだ。
信仰があるからアルバムだって作ることができたし。俺はまだたったの26歳だけど、クレイジーなほど多くのことを、この人生で経験してきた。

Z : 去年の8月にも似たようなことを話していたよね。君とカニエでスタジオに入って、そのすぐ後に、君たちはSunday Serviceを始めて。結果多くの人の注目を集めたわけだけど。

C : その通りさ。
彼は俺に、彼にとって人生で最も大事なことは「自分がこの世界の光であること」だと伝えてくれた。カニエがいつ神様と出会って、深く影響を受けたのかはピンポイントではわからないけど、彼はよく神様を引き合いに話をしてくれることがあるね。俺も仲間との信頼や協力が一番大事なことだと思うし。



 

・シカゴを離れることについて

Z : 君は独立したアーティストだよね。シカゴの中心で小規模のグループ、小規模のスペースで深い結びつきの中活動してきたと思うけど、なんであの偉大な街から出ようと考えたんだい?

C : アトランタに引っ越す決断はタフなものだよ。まだ考えてる途中で実行には移ってないけど、やっぱりピース (平穏) がこの世で一番素晴らしいことだと思うからかな。

 

 

ダンスと彼の深い結びつき、友人が撮った写真がアルバムのジャケットのモデルとなったこと、カニエから受けた言葉、アトランタへ引越しを考えていることなど、ユニークなエピソードを伝えてくれた。

また、『The Big Day』以前で一番のお気に入りの作品が『Acid Rap』であると答えたり、プロジェクトが完成した現在は、他のアーティストへヴァースを提供することに注力しているという言葉を彼の口から聞くことができた。
リリースして1週間と少しが経った家族と妻への愛が込もったニュー・アルバム。21曲 – 1時間13分と長尺な部類であるからこそ、まだまだ聴き込む余地はありそうだ。

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