Lil-Keed

XXL

「思ったことは言え。言葉はこの世で最もパワフルなものだから。」

Lil Keedがラップを始めた経緯、今後の目標について語る

NOVEMBER 26 , 2019

ヒップホップ/ラップミュージックの中心地ジョージア州アトランタ州出身の若手ラッパーLil Keed(リル・キード)をご存知だろうか。

” Nameless “のヒットで知られる1998年生まれ、現在21歳のラッパーが本格的にラップを始めたのはほんの3年前のことだ。
のちに同じブロック(地域 : Cleveland Avenue)で育った地元のレジェンドYoung Thug(ヤング・サグ)が率いるレーベルYSL Records and 300 Entertainment と契約を果たすほどの期待を背負う彼はどのようにラップを始め、何をモチベーションにラップをし続けるのだろうか。たった3年ほどで彼をスターダムに押し上げたものとは一体何なのか。

YSL Recordsからデビュー・アルバム『Long Live Mexico』を今年リリースしたばかり、今最もアツいラッパーの一人である彼がXXLのインタビューに出演、来たるセカンド・アルバムについても明かしてくれたので紹介していこうと思う。

俺たちはクリエイティブだ。輝きながら表現してる。

憧れの存在であるヤング・サグと自身の音楽を重ねながら彼はこう語る。

俺たちは歌えるんだ。ハイ・ピッチな声も、低く、ディープな声でも、そのどちらでも歌えるんだ。”

確かに彼の声質、フロウはヤング・サグに似ているし、明らかにその影響を感じさせる。
過去にインタビューでヤング・サグとの出会い、契約を交わすに至るまでエピソードを語っているリル・キード。J.コールの「KODツアー」に二人が参加中、ツアーバスの中のスタジオで眠らずに夜通し音源を作り続けるヤング・サグを見て「彼のようになりたいと思った」と尊敬の念も送っている。

「息子のようだ。」とヤング・サグが語るように、彼らには信頼関係と、それぞれ個性がありながらも似ている点が沢山ある。

” 彼らは普通のトラップ・ラッパーじゃない。そのおかげで俺のビートにも色々な幅が出るよ。” 

リル・キードの発言を裏付けるように、彼のヒットソング” Nameless “のプロデュース、ヤング・サグの” Floyd Mayweather “などを手がけたGooseは、彼らの才能とスキルを以下のように語る。

“ 二人はスローな曲も、速い曲も歌いこなす。色々な声の使い方をしてるんだ。
それを聴いた時、彼らは他の多くのアーティストたちとは違うんだって気づいた。”

リル・キードが「典型的な酷いフッドだ。」と語る地区 – Zone 3に二人は生まれ育った。
そんな環境の中でも彼はポジティブでいることを忘れなかったという。

でも俺はいつも最悪な環境から抜け出すための前向きなものを必死に探してた。
それがラップだったんだ。

2016年に親友のRudyが亡くなったことが彼に衝撃を与え、本気でラップを始めたと語るリル・キード。
今年初めに亡くなってしまった彼の友人Mexicoに捧げた彼のデビュー・アルバム『Long Live Mexico』をリリースするまでに4枚のミックステープを公開。一つ一つの作品をドロップするたびに彼を知る人は急激に増えていった。

” 俺たちは早い段階で動き始めた。そして彼は最高の曲をすぐに生み出した。
多くのアーティストにとって、自分自身の個性/パワーを見つけるのに時間がかかることは珍しくない。でも彼はどうすれば目立てるのかを理解していた。– Goose “

恵まれた環境とは言えない場所で育ったリル・キードは、その成功を噛み締めるだけでなく、ファン、リスナーに自分自身を表現することの重要性を語る。

思ってることは言え。君が何を言おうと、その言葉は意味を持つから。
言葉はこの世で最もパワフルなものだ。そうだろ?

言葉の持つ力を自身の成功から語る彼。
ラップはどのジャンルよりも情報量の多い音楽だ。それゆえにリリックにはそれぞれのストーリー、想いが詳細に語られる。勿論彼のメッセージは「ラップをしろ」と言っているわけではないが、ラップが言葉の持つ力を十分に発揮できる音楽であることは断言したい。

デビュー・アルバムは6月にリリースされたばかりだが彼はすでに来年リリース予定のセカンド・アルバムの製作に手をつけているようだ。

もう俺はこれからは誰かに(自分がラップできると)証明する必要はない。
あとはラップを使って、さらにドアを開いていくだけさ。

彼はどんなドアを開いてくれるのだろうか。アトランタのレジェンドからDNAを受け継いだ彼の次のプロジェクトが楽しみでならない。

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