Gunna Wunna

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Gunna の軽やかさを生み出す「異国のバイブス」
『WUNNA』の制作秘話と若手ラッパーへのアドバイスを紹介

May 23, 2020

アトランタ出身、Young Thug 率いるYSL(Young Stoner Life)Records に所属するラッパーGunna(ガンナ)がニューアルバム『WUNNA』をリリースした。

ジャマイカという異国の地で収録された今作が過去の作品とは異なる「バイブス」を放っているのは、海外で撮影されたビジュアル・MVだけに限らない。彼の脱力したフロウが生み出す浮遊感や、Wheezy、Turbo、Tay Keith らのエキゾチックなサウンドの全てが、今作と昨年まで連続リリースしてきた『Drip〜』の作品群との違いを生み出している。

Young Thug、Roddy Ricch、Lil Baby、Travis Scott とシーンで最もフレッシュなラッパーたちをゲストに据え、Gunna は今までになく自信に満ちている。しかし彼は、同時にリラックスし続け、決して前のめりになることのない、軽やかなスタイルを披露する。今作を『WUNNA : Wealthy Unapologetic Nigga Naturally Authentic – 豊かで堂々とした、生まれつき本物の男』と題した彼の作品とアティチュードをユニークにしているのは一体何なのか。

昨日公開された Rob Markman によるインタビューで彼は、その理由を明らかにしている。どんなマインドで海外に向かい、制作を行うのか。そこに彼の軽やかさの秘密は隠れている。紹介するインタビューでは『WUNNA』のテーマや、影響を受けたアーティスト、ラッパーを志す若者へのアドバイスなども語ってくれていたので、抜粋し、紹介していこうと思う。

ー Rob Markman : 今作はどんなことをテーマにしたんだい?

Gunna : 今作で俺は『Drip Season』とは違う、今の自分の姿を何より表現したかった。今までとは違うことがしたかったんだ。勿論、「Drip」も俺であることは間違い無いんだけど、俺はどちらの側面も持ってるのさ。

でもジャマイカに行った時は、まさに「WUNNA 」っていうモードに入り込んでいたんだ。俺は今、Gunna よりも WUNNA だな、ってね。ライブもしなければ、パフォーマンスもしないから、ただただチルなバイブスだったんだ。そういう一面も自分だってことを表現したかったね。

ー あなたはアーティストとして多くの海外渡航をしてるよね。実際に制作となると、地元アトランタだけで行うわけじゃないと思うんだ。例えば NAV と Travis との「Turks」では、実際にカイコス諸島への言及があったでしょ。Travis とのクラシック「YOSEMITE」もハワイで収録したと聞いているし。

俺の中では Gunna はそういう素晴らしい曲を異国の地で作り上げているイメージがあるんだ。それは正しい?そして、海外に行くことがあなたのクリエイティビティにどんな風に影響してる?

忙しいと基本的にあちらこちらに行き来してる状態が多いんだけど。俺は街を出て、タークス・カイコス諸島やハワイにある「バイブス」を掴み取るんだ。そういう経験こそが俺のクリエイティビティを刺激してる。

Travis はすでにあっちにいて、こう言うんだ「タークスは最高だよ」って。
だから「半分バケーション」って感じかな。その土地の雰囲気を楽しみつつ、常にスタジオで仕事をし続ける。バイブスをキャッチしてね。それで言うと、『WUNNA』はジャマイカで録ったよ。ジャマイカには3週間ほど滞在したけど、そこで自分のゾーンに入って、上手くバイブスを表現したかった。結果、タイトル含め、アルバム全体にその雰囲気は出ていると思う。

ー 「Money on the Way」もドープな曲だよね。君は「I’m feeling like Jigga on a yacht – 俺はまるでヨットに乗ったジェイ・Z」と歌ってる。(笑)

「It’s Richard Mille on a watch 〜 I’m feeling like Jigga on a yacht 」ってやつだね。(笑)

ー いつ頃の彼に影響を受けたんだい?例えば、俺は94年の彼が初めてビデオを出した頃を思い出すんだけど。

父さんが「Song Cry」を本当によく聴いてたんだ。だからその当時から自然にね。それから俺も年を取ったけど、「Song Cry」はJay-Z のベスト・ソングだと思うね。

ー ドープだね。そういった別の世代から影響を受けているというのは興味深くて、俺とあなたで世代が違うのに「Big Pimpin」や「Song Cry」の話が共有できる。彼から影響を受けているのは面白いよ。だって、サウンド的にはあなたはJay-Z とは全く違うでしょ。

時々人は「影響」を勘違いしていると思うんだ。スタイルをマネすることだと思ってしまってる。他に影響を受けた人はいる?他のインタビューではJim Jones と言っているのを見たけど。

Dipset だね。Cam’ron や彼らはすごかった。アトランタではOutkast や、Franchize Boyz に夢中だったよ。T.I. もそうだ。みんな彼の音楽を聴いていた。8Ball & MJG もよく聴いてたな。R&B も好きで、Ginuwine やR.Kelly はよく聴いていたよ。

ー *「With That」について振り返ってもいいかい?あなたがThug のMV に初めて“ カメオ出演 ”した作品だよね。「SKYBOX」では美しいショットを撮影していたと思うんだけど、あの頃と今を振り返って、ビジュアルのスタイルにどんな進化があったかを教えて欲しいんだ。
Thug のビデオに「出演」していたのが、今となってはスクリーン上で自分の途方も無い夢を実現できているわけだよね。(*「With That」= Young Thug が2015年にリリースした作品。Gunna はMVに一瞬出演している。)

Gunna : 自分を高めること。献身的に動いただけさ。俺は自分が何を求めているか理解していた。スター・アーティストたちは誰もが「本当にやりたいことなら、やり続けろ」と言っていたのを知っていたから。

ずっと言い続けてきたけど、俺はずっとラッパーになりたかったんだ。Thug のMV に出演した時も、少しずつ近づいていると思った。売れた曲もなければ、何の進展もなかったけど、当時俺は、実際に業界の中にいる人間の近くにいることができていたんだ。その中でやるべきことを選んできた。

だからアドバイスがあるとすれば、「何か少しでも兆候・チャンスがあれば、それを信じて、利用して、努力し続けること」が大事だ。後戻りは無しだね。

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