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Doja Cat はなぜキャンセルされるのか?

May 26, 2020

Nicki Minaj との「Say So Remix」で全米一位を獲得、先週末にはThe Weeknd の「In Your Eyes Remix」にも参加し、シーンの中でも一際輝くLA 出身のアーティストが今、多くのリスナー達から批判を浴びている。

Twitter にてトレンド全米1位になった #DojaCatIsOverParty というハッシュタグの発端になったのは、彼女がつい先日、白人至上主義コミュニティと思われるグループのテレビ通話(チャット)に参加していたという疑惑が原因だった。

問題視されたのは特定のコミュニティへの出入りだけではない。今回の騒動が発端となり明らかになったのは、「Dindu Nuffin」という人種的なワードをタイトルに据えた楽曲を2015年に彼女が制作していたことだった。

「Dindu Nuffin」とは無実のアフリカン・アメリカンが何らかの疑いで逮捕されたり、警察に暴力を受けた際に弁解として「I Didn’t Nothing = 何もしていない!」という言葉を発することを揶揄する表現で、差別的な表現として考えられている。彼女はこのワードを楽曲に使用した理由を「意味を裏返した」と語っているが、白人至上主義のコミュニティに参加している疑惑が明るみになった以上、この作品が警察による暴力問題を提起することを目的に制作されたとは思えないのが本音だろう。(この疑惑には確証がない)

この一連の騒動に対し、彼女が発表したコメントは以下。

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“ Twitter で起こってることにコメントしたい。幼い頃から社交を求めてチャット・サイトにはよく出入りしてた。そういったチャット・ルームには入るべきじゃなかった。けど、個人的に人種差別的な会話には参加していないの。もし気分を害した人がいれば、ごめんなさい。

私は黒人女性よ。家族の半分は南アフリカ出身の黒人だし、自分の出自に誇りを持ってる。

昔の曲(Dindu Nuffin)に関しても、私の個人的な経験以外のことを指して使ったわけじゃないし、あのワードを使って私を傷つけた人へのレスポンスとして曲を書いたの。意味を裏返そうとした。けど作品にそういったワードを使うのが良くない判断だったというのは理解してる。

私の影響力やインパクトは理解してるし、今回の騒動を本当に真剣に受け止めてる。みんなのことを愛してるし、誰一人としてあなたたちを動揺させたり、傷つけたくないの。差別を煽るなんて、私の性格(キャラクター)じゃない。前に進もうとするみんなにこの声明を発表すると決めたわ。”

彼女が差別問題で物議を醸したのは今回が初めてではない。昨年ツイッターで同性愛嫌悪的なワード「Fag***」を用いながら、2015年に自身が行ってきた差別的発言を告白するなど、彼女は複数回に渡り批判を浴びてきた。

PRIDE

彼女のようなアイコニックな存在が、こういった行動・発言を頻繁に繰り返せば、批判の対象になるのは当然だが、本人は「個人的に人種差別的な会話には参加していないの」と語っていることを踏まえ、今回の騒動から彼女をキャンセルしたり、決めつけて批判を行うべきではないことも留意しなければいけない。

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