tm88

DJ Booth

TM88がパンデミックの状況下でも
クリエイティブでいられる理由

June 06, 2020

「XO Tour Llif3 – Lil Uzi Vert」「NO BYSTANDARDS – Travis Scott」「Bounce Back – Big Sean」などのヒット曲をスター・ラッパーたちと共に産み出してきたフロリダ出身(現在はアトランタを拠点にしている)のプロデューサーはコロナ・ウイルスによるパンデミック中にも、その溢れるクリエイティビティを発揮し続けている。

これはどんな仕事にも言えることだが、特にアーティストは外部からのインスピレーションが極端に減り、毎日が同じことの繰り返しになりがちなパンデミックの状況下では「ユニークなアイデアが湧かない」「生産性が低下する」などの悪い影響を受けやすいだろう。

人気プロデューサーTM88(Bryan Simmons)も制作においてその悪い影響を被っていた。1週間に30ものビートを作ると言われているBryan も「3月の真ん中からいつも通りには行かなくなった」と語り、自身の生産性が低下していることを認める。しかし、そんなフラストレーションが溜まる状況の中、彼は再び自分の軌道を戻すことに成功している。ただし、今までとは「違う方法」でだ。外出できない、仲間たちとハングアウトできない状況下では、アーティストは新たな働き方、制作と生活のルーティンを生み出さなければならないのかもしれない。

Bryan はどのようにこの状況下でもクリエイティブでいられるのだろうか。DJ Booth によるインタビューにそのヒントと、彼の考えが掲載されていた。

“ 最初は他のみんなと同じように、ちゃんと理解できていなかった。ロックダウンがいつまで続き、いつまで仲間に会えないのか、心をリフレッシュするための動きはいつまでできないのかを理解してなかったんだ。
最初はそこまで深く考えていなくて、普通に働けてたんだよ。3月の最初の週から中盤にかけてはね。でも時間が進むにつれ、クリエイティブなプロセスを進めるのがどんどん難しくなってきた。- TM88 ”

先行きのわからない状況に対して不安が増大していく感覚は世界中の人々が感じていることだろう。中には自宅で仕事を行うことで、プライベートと仕事の区別が曖昧になり、疲弊してしまっている人も少なくないはずだ。そんな状況下で彼が創造性を維持できた理由とは何だったのだろうか。以下で紹介していこうと思う。

自分も大事にする

“ いつも世の中の状況ばかり考えていては、制作を行うことは難しい。ニュースを見て、パンデミックに関する飛び交う様々な情報を見続ければ、創造的な空間からマインドが離れてしまう。3月の真ん中は不安で本当に苦しんだ。毎晩、服が汗でびっしょりなんだ。10枚〜12枚はシャツを変えたよ。

社会の状況や、今起きていることを完全に無視するのが、良くないことだってのも分かるだろ? けど自分の全てを社会で何が起きているかに注がなくてもいいんだ。パンデミックがたとえ襲っていなくとも、俺たちは直接会えなかったら、メールやFaceTime をしてただろうし。”

時間をゆっくり過ごす

“ 急ぐよりも、ゆっくり仕事に時間をかけることができるようになった。急ぐ必要がないし、間違いなく多くのプロデューサーは作品により集中できる「時間」が増えた思う。自分を見直す時間が本当に増えたんだ。〜 そうすることで、またビート作りに戻ったとき、物事を新たな視点で見れたりもする。一人で過ごす時間、家族で過ごす時間が増えたから、インターネットが現れる前の時代を生きてるみたいなんだ。発売されてるボード・ゲームはもう全部やったぜ。”

楽しみと息抜きを忘れない

“ たくさんゲームをしてるよ。ビートも作るんだけど、一日に6時間もゲームをしているかもしれない。残りの時間をビート作りに使ってね。ゲームをしないときは、テレビを見て、ショーを見たり。見逃しているのが沢山あるからね。それと友達と話すのも大事だ。俺も、親友二人と2時間くらいFaceTime をしたよ。この生活を「当たり前」のように過ごさないと。正気でい続けること。俺も最初は狂いそうだった。不安が大きくなりすぎてね。医者に行って、ビタミン剤をもらわなきゃやってられなかったんだ。”

” 仕事の間に中間点を見つけて、仕事と楽しみが同時にできるようにするんだ。仕事に楽しみを見出すんだよ。俺もこの前、ビートを作ってたんだけど途中でやめたんだ。だって俺2ヶ月連続でビートを作り続けてたから。休みが必要だと思った。自分に時間を与えてあげて、新たな波が起こるのを待つ時間を作るのさ。

キャンディを食べろ!いつもと違うことをしろ!もっとテレビ・ゲームを買え!もっと人と話せ!

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