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April 2019 / For Spring

 

RECOMMENDは、まだあまり知られていないものを中心に、
今聴いておきたいアーティスト・アルバム・楽曲を紹介するコーナー。
ストリーミング・サービスで山ほどの音楽が溢れている中、
「何を聞けばいいかわからない」「最近音楽に新しい発見がない」
そんな人に今フレッシュな音楽を届けます。

 


Genre  :  Alternative, Psychedelic
Artist  :  Tame Impala
Song  :  ” Patience ”
Single

今年のコーチェラのヘッドライナーともなった、オーストラリア出身のサイケデリック・バンド、Tame Impala(テイム・インパラ)の来たる4年ぶりのアルバム『T14』からファースト・シングル” Patience “を紹介します。
エイサップ・ロッキーとの” Sundress “や、セオフィラス・ロンドンとの” Only You “など、ラッパーとの共演・楽曲のプロデュースでも大きな話題になっていますが、彼ら自身のシングルも、4年間待ちわびたファンの期待に応えるような作品になりました。

長い間曲をリリースしていなかった彼らには、どこに行っても「これからどうするんだ?」という質問が鳴り止みません。しかしステージに立ち、「今」を生きている彼らは未来のビジョンを決めてしまうことはしませんでした。未来を決めてしまうことは自分たちの未来を狭めてしまうことに繋がってしまうと彼らは考えているのかもしれません。この曲では、そんな将来に対する焦りと葛藤が描かれています。

和訳はこちら

 


Genre  :  Rap
Artist  :  Ade
Song  :  ” SOMETHING’S UP ”
EP : ALWAYS SOMETHING EP

Ade (エイド)はワシントンDC出身のラッパー。Phil Ade という名前でも活躍していた31歳のラッパーが、先日リリースしたEP『ALWAYS SOMETHING』から ” SOMETHING’S UP “を紹介します! 
ワーレイやロジックなんかとも交友が深く、お互いの曲に客演として出演することも。
このEPですが、単純にサウンドがめちゃくちゃカッコ良いです。音域・音色ともに素晴らしいプロダクションです。

 


Genre  :  Electronic
Artist  : FKJ
Song  :  ” Leave My Home ”
Single

ご存知の方も多いとは思いますが、FKJ (Vincent Finton) はフランス出身のDJ・プロデューサー。
3月にリリースされた、シングル” Leave My Home “は、彼が6年間過ごしたパリの家を離れることがテーマになった一曲。
DJとしてのキャリアをスタートさせてから、6年間、苦楽を共にした街・家から離れ、自然に囲まれた、彼女の家に移り住む時に書き下ろしたそう。

心地よいオーガニックなサウンドが春にはピッタリです!

 


Genre  :  R&B , Soul
Artist  :  Samm Henshaw
Song  :  ” Broke ”
Single

Samm Henshaw (サム・ヘンショウ)は、サウス・ロンドン出身のシンガー・プロデューサー。
ナイジェリアにルーツを持ち、クリスチャンの家庭に育ち、音楽にもゴスペルの色濃い影響を受けています。
J.コール率いる、Dreamville (ドリーム・ヴィル)に所属するラッパーEARTHGANG (アースギャング)と楽曲を製作していることでも話題になっています。

今回紹介する、2018年リリースのシングル” Broke “のリリックは、サムがアメリカのファスト・フード・レストラン” Five Guys “をクビになることから始まります。
ファスト・フードの店員をクビになり、ソファーで一週間を過ごしてしまうほどの、怠惰な生活を送る彼に対し、彼女や身の回りの人は愛想を尽かしてしまうワケですが、サムは何とか努力して、彼女を振り向かせようとしています。和訳は こちら

 

 


Genre  :  Pop, Indie
Artist  :  Men I Trust
Song  :  ” Tailwhip ”
Single

Men I Trust はカナダのインディー・エレクトロ・ポップバンド。
2014年から、Jessy, Dragos, Emmaの3人組で活動をしています。
レコーディング、ミックス、マスタリングなど全て、3人でこなしているDIYなバンドなわけですが、今回紹介するのはシングル” Tailwhip “。レトロなビデオと、エレクトロなサウンドの組み合わせに注目です。

 


Genre  :  R&B , Soul
Artist  :  UMI
Song  :  ” Midnight Blues ”
Single

UMIはLAに拠点を置き、活動しているアーティスト。Lo-Fiヒップホップのサウンドを取り入れた、独特のゆるさがクセになる作品が話題になっています。彼女もソングライティング、レコーディングなど全て自分で行なっているそう。
音楽活動を行いながらも、現在カリフォルニアの大学に通っているそうで、今後の活躍が期待されます。
(ビデオもゆるくて、めっちゃ良いです!笑)

 


Genre  :  Rap
Artist  :  Kota the Friend
Song  :  ” COLORADO ”
Single

Kota the Friend はニューヨーク・ブルックリン出身の若手ラッパー。1992年生まれで、現在26歳の彼は、すでに2016年『Palm Tree Liquor』、2017年『Paloma Beach』、2018年『Anything』の3つのアルバムをリリースしています。
名前の通り、「友達」のように語りかけるラップのスタイルをとる彼の人気は高く、これから更に人気が出てくることは間違いなさそうです。


Genre  :  Jazz
Artist  :  Joe Armon Jones & Maxwell Owin
Song  :  ” Idiom ”
EP : 『Idiom』

キング・クルールやトム・ミッシュなど近年サウス・ロンドン出身のアーティストの活躍は目覚ましいですが、エレクトロやポップだけでなく、ジャズもかなりアツいようです。
Joe Armon Jones (ジョー・アーモン・ジョーンズ)は、サウス・ロンドン出身、黒人の血は一切混じっていない、白人のミュージシャン。

今回紹介するのは、ジャズとハウスのサウンドを織り交ぜた一曲” Idiom “。収録されているEP『Idiom』には女性サックス奏者ヌピア・ガルシアや、オスカー・ジェロームなど豪華なアーティストも参加しています!

 


Genre  :  R&B, Soul, Trap
Artist  :  Marr Grey
Song  :  ” Truth ”
Single

Marr Grey (マー・グレイ)はアメリカ・メリーランド州出身のシンガー・ラッパー。
2018年デビュー・アルバム『Rider』をリリースした後、4枚のシングルをリリース。そのうちの一曲である” Truth “を紹介します! 
デビュー・アルバムである『Rider』を、ドレイクが夜中のランニング中に聞いている動画が拡散され「OVOと契約するのでは?」とファンの間では話題になりましたが、実現はしていないそうです。。。

 


Genre  :  Electronic
Artist  :  Sango
Song  :  ” Mateo 2.19 ”
Album : 『In The Comfort Of

Sango (サンゴ : 本名 – Kai Asa Savon Wright)はワシントン州出身の1991年生まれのDJ。
大学ではグラフィック・デザインを専攻していたらしく、現在もその研ぎすまされたセンスを惜しみなく発揮しております。
90sのR&B、トラップ、ディープハウス、ヒップホップ、ファンクなどを織り交ぜたサウンドが特徴的で、DRAM、ミック・ジェンキンス、ブライソン・ティラーなどビッグなラッパーとも共演を果たしております。

今回紹介するのは2018年リリースのアルバム『In the Comfort of 』から ” Mateo 2.19 “。

 


Genre  :  Pop
Artist  :  KWAYE
Song  :  ” Sweetest Life ”
Single : 『Solar

KWAYE (クワイエ)は、ジンバブエにルーツを持ち、ロンドン育ちのシンガー。
UCLA(カリフォルニア大学)に留学した際に、プロデューサーに出会い初めてデモ・テープを取ったことから音楽活動を始めたそうです。

ハウスのサウンドをポップスに取り入れたフレッシュな彼の作品、そしてスタイリッシュなロンドン・ベースのファッションどちらも抜群に良いです。

 


Genre  : R&B, Soul
Artist  :  DEAN
Song  :  ” dayfly ”
Single

DEAN(ディーン)は1992年韓国生まれのシンガー。2015年にアンダーソンパークとのコラボを経て、2017年The Internet(ジ・インターネット)のヴォーカルSydとの” love “をリリース。アメリカのラッパーやシンガーとも積極的にコラボレーションを行なっていることから、韓国だけではなく、アメリカ、日本など世界でも注目の若手シンガーです。

今回紹介するのは、先週リリースされたシングル” dayfly “。

 


Genre  :  Alternative
Artist  : Omar Apollo
Song  :  ” Ashamed ”
Album : 『Friends』

Omar Apollo (オマール・アポロ)は、インディアナ州出身のアーティスト。
2018年にリリースしたEP『Stereo』が大きな話題を呼んだ彼の、デビュー・アルバムが4/10にリリースされるということで、かなり楽しみです。。。

そんな期待のニューアルバムから先行シングル” Ashamed “を紹介します!

 


Genre  :  R&B, Soul
Artist  :  Jon Vinyl
Song  :  ” Work ”
Single

Jon Vinyl (ジョン・ヴァイナル)はカナダ・トロント出身のシンガー。
スティービー・ワンダーや、ルーサー・ヴァンドロス、ボーイズ・Ⅱ・メンに影響を受けたとのことで、今回紹介するシングル” Work “含めクラシックなR&Bを、継承している印象を受けています。

個人的には2018年リリースの” Cherry Blossom “をかなり聞いたので、今年も彼の活躍を期待しています!

 


4月の【 RECOMMEND 】はいかがだったでしょうか。
曲数が多くなってしまって、リリックの解説等は減らしてしまいましたが、
少しは春らしい明るい曲選ができたかなぁとは思っております。笑
一曲でも気に入って頂ける音楽があれば幸いでございます !
では、また5月の【RECOMMEND】でお会いしましょう~!
(Spotify・アップルミュージックのプレイリストも是非活用ください!)