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Ⅲ. Urn

Album : Because The Internet
Track : 16
Year : 2013
Produced by : Ludwig Göransson & Childish Gambino

Childish Gambino (チャイルディッシュ・ガンビーノ)の2012年リリース『Because The Internet』は楽曲の他に「脚本」が楽曲の間と間に折り込まれる形で描かれたストーリー型のコンセプト・アルバム。

主人公のThe Boy (ボーイ)は父親を失くし、唯一の遺族として父の遺骨の入った骨壺をスウェーデン・ストックホルムへ取りに向かいます。
そんな「骨壺 – Urn」というワードがタイトルになったこの楽曲。リリックは非常に抽象的な内容でありながら、ボーイの父親との別れについて語っているように思えます。

ガンビーノが『Because The Internet』リリース時に行ったファンとのQ&Aで、この作品がアルバムの中で最もお気に入りの楽曲だと答えたそうです。また、シンプルかつ柔らかなドラムのサウンドはSweet Thursdayの” Gilbert Street “に影響を受けているものだと思われます。


[Verse]
I watch ‘em all pass by the moon and stars
みんなが月と星々を通り過ぎていくのを見てる

Let me hold him in my arms, forevermore
あいつをこの腕に抱き寄せて、永遠に
(スクリーンプレイ・脚本の内容から父親のことを語っているように思えます)

These cold nights, the park is ours
凍える夜だって、あの場所は俺たちのものだろ

Standing, by the side
近くに寄り添ったまま

Let you go, on, to the sea, just for me
あんたを海に流すんだ、俺自身のために
(骨壺に入った灰を流す)

Don’t ever leave me, my love
俺を一人にしないでくれよ、愛する人

Keep holding on, let the modest go
離さないまま、謙虚にいけばいいさ

As my mind goes to and fro, waking up for one more show
この心は動き、流れ出す、またショーのために起き上がる

We see him in the night, tell him I’m not afraid of him
俺たちは彼を夜に目撃する。「お前なんて怖くない」と言ってやるんだ

I’m not afraid of ‘em, ‘cause I won’t know
お前らなんて怖くない、だって知る余地もないから


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